
富士山登山は初めてだけど、日帰りで登れるのかな?

初心者はツアーガイドは必要なの?
そんな疑問にお答えします。
どうも、ブログ運営者のポチ(@sunrise_033)です。
結論からいうと、富士山登山は早朝から登れば日帰りルートで行くことが出来ます。
私自身、2023年7月下旬に登山初心者で初の富士山登山で日帰りで行ってきたからです。
しかし、日帰り登山は初心者で成功率60%とも言われているほどハードなものでもあります。
そして初心者はツアーガイドを頼めば日帰り登山の成功率や高山病のリスク回避を高めることができます。
この記事では、初心者が富士山の日帰り登山できるのか?実際に富士宮ルートで行ってきた道のりを紹介します。

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初心者が富士山の日帰り登山!ツアーやガイドは必要?
結論からいうと、初心者の富士山登山はツアーやガイド(ガイド付きのツアーなど)は必須ではないですが、あった方が成功率を高めることができます。

富士山登山に成功率とかあるの?
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富士山登山は天候や気候リスク・高山病リスクなどの条件により初心者の成功率は日帰りで60%と言われています。
富士登山では、ペース配分が分からずに高山病になってしまうリスクがある他、変化が激しい天気への対応など、臨機応変な行動が求められることが多いハードな登山です。
そのため登った経験者と同行して登ることが出来ないならガイドを頼むことが有効な手段とも言えます。
富士山登山の行き方や費用は?(東京発〜富士宮ルート)
今回は東京から日帰りコースで登ってきました。
ルートは富士宮ルートです。
費用から先にいうと下記になりました。
新幹線・在来線「富士宮駅」まで | 4,920円 |
5合目までの送迎バス | 往復2,200円 |
当日の登山食料・水・トイレ費用 | 2,000円 |

実際に私が行ってきた電車と友人の車・バスでいったのでルートを紹介します。
東京駅→富士宮までは電車です。
電車で富士宮までのルート
- 東京駅→新幹線(こだま)三島行き:所要時間50分
- 三島→東海道線 富士駅:所要時間30分
- 富士駅→身延線 富士宮駅:所要時間30分
このルートで富士宮までは行けました。
総額で4,920円で途中に富士駅→身延線 富士宮駅で30分近く待ち時間があったので合計して2時間半くらいでつきました。
新幹線は下記のサイトでネット予約できます。
駅についたら、こちらに住む知人の車で富士山スカイラインまで進みます。

マイカー→バスでの五号目までのルート
車で富士五合目目まで行くのですが、マイカーだと富士山スカイラインまでしか行くことが出来ません。
なのでそこでマイカーを駐車してバスで送迎します。
バスは1時間に1本、往復切符で2,200円です。
送迎バスは6:00の便に乗り込みました。

早朝なのに長蛇の列で大型バスが予備席含めて満席でした。バスは予約できないので並ばないと行けません。
一応、並行してタクシーも止まっているのでそれを使う手もあります。
富士宮ルートで行ってきた山頂までの道のりルート・スケジュール
結論からいうと富士山スカイラインから送迎バス→登山して山頂→お鉢巡り→下山→送迎バス最終で帰ってくるルートで合計12時間半の日帰り登山になりました。
登山時間(お鉢巡り合わせて)は合計10時間でした。
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詳しく流れを見ていきます。
5合目到着→登山開始

30分で五合目まで到着します。
到着したら簡易トイレや休憩所がある駐車場に下ろされるのでそこから登山開始です。
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いよいよ登山開始!
この駐車場の簡易トイレは無料ですが、階段と上がって少し歩いたところのトイレはもう有料になるので駐車場でトイレは済ませておくと良いでしょう。
5合目→6合目

ひたすら登山です。登っていきます。
このエリアは急斜面が多い富士宮コースの中で比較的傾斜がなだらかなところなので景色を楽しみながら歩いていく感じでしょうか。
なだらかだからと言ってペース配分を怠ると後に高山病のリスクが高まるのでしっかりとペースは意識して進んでいくことをおすすめします。
6合目→7合目/元祖7合目

6合目を過ぎたあたりから本格的に傾斜が上がります。道も岩が多くなり、歩きずらさも出てくるところです。
ちなみに七合目の次は元祖七合目となり、やっと登ったのにまだ八合目じゃないという感じになります
が、気を落とさずに水分補給とエネルギー補給をしっかり済ませましょう。
初心者はの登りでは各合ごとに休憩・補給をセットで考えることをおすすめします。
あとになり高山病になるリスクが減るのでしっかりと補給はしましょう。
7合目/元祖7合目→8合目/8.5合目
8合目までくるといよいよ標高3250mの世界になります。
晴れている時でも気温は下がっているのでこの時点で上着ジャンパーを着こんで進んでいきました。


もうこの時点になると、足の疲労も出てくるのでエネルギー補給、水分、塩分は欠かせません。
高山病は頭の痛みから手足の痺れに症状が出ることがあるので症状が出たら絶対に無理せずにペースダウン、酸素補給をしてください。
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無理せず、途中の山小屋でも酸素は売っているので活用しよう。
8合目/8.5合目→9合目

8合目(標高3250m)までいくと、9合目から下山する方が励ましの声をくれることもあります。
その分、山頂までもうすぐだよ!頑張ってというサインでもあります。
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ここまで来れば山頂まであと300mくらい!
急な傾斜が多くなってきます。ステッキをフルに活用してペースは乱さずにゆっくり進ます。

実は富士山登山は登りよりも下山の方が事故が起こりやすいと言われています。登りで体力を使いすぎると下りで体調の悪化や筋肉疲労で怪我に繋がりやすいのです。

なので装備で使えるもの、岩に装着されているロープなど身体の負担軽減できるものはなんでも取り入れていきました。
富士山は基本見渡しがよく(木々が生えない)1本道なので途中で止まって休憩して登るということを繰り返しても迷うことなないのでペースを保ちましょう。
9合目→山頂

富士宮口登山道の最大の難所「胸突八丁」と呼ばれる急峻な坂を控えるのがこのエリアです。
控えめに言って、もうね。しんどかったです。笑
晴れていると山頂も見えており、今までの道のりを考えると山頂まですぐなのですが傾斜が急な上に体力も足も疲労マックスなのでかなり長く感じるエリアでした。

あと少しだからいって急がずに、無理のないように途中で補給や休憩をしてゆっくり確実に登っていくことをおすすめします。
山頂に到着、どんな世界なのか?お鉢巡りは1時間~1時間半

無事山頂につきました。(わーい)
6時半から登り始めて、到着が11時半でした。
5合目から約5時間で山頂まで行けた計算になります。
疲労感もありましたが天候に恵まれており、山頂は晴れていました。

富士山頂上 浅間大社奥宮
山頂には神社があり、登山者を出迎えて来れます。
山頂で撮った写真


富士山頂の火口部分
この火口部分の手前の岩に座れるので、そこで景色を堪能します。富士山の夏は曇りも多いので晴れているのは珍しのだとか。
ここで終わっても良いのですが、せっかく晴れているのでお鉢巡りも敢行することにしました。
富士山の山頂をぐるりと一周することをお鉢巡りといいます。かつての富士講登山では、山頂の神社に参拝した後、時計回りにまわりました。約3キロの道のりを火口を見ながら回っていきます。

ということで、古来のやり方に沿って時計回りに回っていきました。
ちなみにかかった時間は70分くらいでした。(観光ガイドだと90分で回れると記載があります。)
はじめにあるのは、いきなり最大の難関エリア「剣ヶ峰」への一本道でして、

これを超えて 標高3,776メートルの剣ヶ峰に到達することが出来ます。

冗談抜きでかなり急で普通に登っていても油断していると滑り落ちます。
標高3,776メートルの剣ヶ峰は、山頂よりもさらに上にある地点で、正真正銘の日本の最高峰です。

そこから更にぐるっと火口沿いに歩いていきます。

私の行った時は山頂付近はそこそこ人いますが、お鉢巡りになると人は少ない印象でした。
なので自然の音や風を堪能しながら巡ることができました。



最後の方には別の2つのルート(吉田・御殿場)の山頂地点を見て堪能しました。

下山は体力が消耗しており、事故リスクが高まるので慎重に!

山頂を堪能したら、まだ終わりではありません。
そう、富士山登山は下山こそが最大の難関なのです。
疲労した体力で今まできた道を下るので、登りよりも滑落や事故リスクが高まります。

なので登りでのペース配分(ゆっくり確実に登ること)がこの下山の消耗戦に行かさせるのです。
特に今回登った富士宮ルートは特に傾斜がきついルートなので、実際に滑り落ちそうな場面は何回かありました。

初心者で体力に不安な人は入口こそ変わってしまいますが比較的なだらかな「吉田ルート」から下山するのも手かもしれません。
感想とまとめ
この記事では、初心者が富士山の日帰り登山できるのか?実際に富士宮ルートで行ってきた道のりを紹介しました。
まとめると下記になります。
- 富士山登山は早朝から登れば日帰りルートで行くことが出来る
- しかし、日帰り登山は初心者で成功率60%とも言われているほどハードなもの
- 初心者はツアーガイドを頼めば日帰り登山の成功率や高山病のリスク回避を高めることができる
- 富士宮ルートで行ってきた山頂までの道のりは合計10時間かかった
- お鉢巡りは1時間~1時間半
- 下山は体力が消耗しており、事故リスクが高まるので慎重に!
実際に登ってみた感想は、晴れていて天候にもコンディションに恵まれていて、知人に登山経験者がいて装備もある程度揃えていってもかなりハードな登山でした。
その分、景色や空気、大地を肌で感じる体験は壮大で最高でしたね。
年内通して登れる期間は限られていますが、夏場でも山頂は寒いので装備をしっかりとして臨んで日本一の山頂登山を楽しみましょう。

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