防災対策のため家具と天井の間を突っ張り棒で転倒防止をしました。これで安心。
ちょっと待って、そもそも、その家具の配置は大丈夫ですか?地震がきて家具倒れたら出口塞がれませんか?
防災対策は「家具を固定する」、「倒れないようにする」ということがよく言われます。
が、実は災害が来る前に備えて、部屋の中で安全な場所を確保しておくことが防災対策で重要なのはご存知でしょうか?
どうも、ブログ運営者のポチ(@sunrise_033)です。
結論からいうと、普段いる場所の「家具の配置」を見直すことで災害が来る前に備えて、部屋の中で安全な場所を確保しておくことが可能です。
具体的にいうと、
- 「耐震対策」で家具が落ちてこない・倒れてこない工夫をする
- 部屋内のものを減らす
この2つの対策になります。
この記事では、部屋の家具を避難経路を確保して配置する方法を実際にやってみた例を載せて解説します。
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防災対策の前に!大地震における被害を学ぶ
さっそく防災対策をしよう!
OKです!でも、その前に大規模な災害経験のない人は「実際に起きた時はどんな状態になるのか」を知りましょう。
色々しらべていくと、阪神大震災での死者数のほとんどが自宅で亡くなっているそうです。
その原因のほとんどが家屋の倒壊や転倒によるものでした。
参考元:内閣府
ちなみに大地震を規模を表すと、
震度 | 人の行動 | 屋内状況 |
5弱 | 物に捕まりいたと感じる | 棚や書棚の中身が落ちる、物が倒れる |
5強 | 歩くことが困難になる | 家具が倒れることがある |
6弱 | 立っていることが困難になる | 家具の大半が移動し、倒れる |
6強 | 立っていることも動くこともできない。 | ほとんどの家具が移動し、倒れる |
7 | *6強と同じ | ほとんどの家具が移動し、倒れて、飛ぶこともある |
参考元:気象庁震度階級関連解説表
阪神淡路大震災では最大震度7を観測しています。
実際に震災を体験した方のブログの一部を抜粋いたしました。
29型テレビがコンセント引きちぎって5メートルすっ飛ぶくらい揺れるのですから。経験しないと想像できないとは思うけど…。
当時はブラウン管TVですが、5mずっとぶのが震度6〜7の地震なんです。
実際に震度7の地震が起きると、下記のような現象が起こると言われます。そこで対策としての災害グッズの準備が大切になります。
地震で起こる現象
- 家具が移動する
- 背の高い家具(本棚)が倒れる
- テレビが飛ぶ
- タンスの引き出しが抜けて飛んで来る
こんな感じで大半の家具やものは倒れて、移動してめちゃくちゃになります。
人は立つことも動くことも出来ません。
これ、大げさに言わなくても普段使っている家具が震災時には凶器になるってことです。
「安全な家具の配置」なのか見直してみたら、危険地帯でした
ということで、私自身の部屋で検証してみました。
家具の配置は下記のような状態の部屋です。
家具というか物が多いですね。色々なものが置いてありますが、使っていないものも多いです。
(いや、捨てましょう。笑)
この配置では寝てる時に顔面にタンスが直撃するのがお分かりでしょうか?
(タンスとか大きな本棚も両方にあります。)
そこで、安全な部屋を確保するべく位置を変えてみることにしました。
【防災対策】家具の配置の具体的な場所
地震に備えた家具の配置の具体的な場所は3つのポイントがあります。
- 背の高い家具を部屋に置かない
- 貴重品を奥に置かない
- 寝ている頭上に物を置かない
それぞれ詳しく解説します。
背の高い家具を部屋に置かない
背の高い本棚などは極力置かないことです。
私の部屋には背の高い本棚が置いてありますは、そう言う場合は下記のように配置を変えることで対策することができます。
- 入り口付近に置かない
- 寝るスペースを背の高い家具から離す
入り口に置かないのは、倒れて出入り口が塞がれるのを防ぐためです。
就寝中に地震がきた場合は無防備なので、転倒してきても下敷きにならないような距離で寝ます。
貴重品を奥に置かない
貴重品はすぐに持って逃げられる位置に置いておきます。
震災が来た時は部屋の中もめちゃくちゃになるので、奥にあると転倒したりした家具の下敷きになってしまうこともあります。
入り口付近や取りやすい場所がベストです。
ようするに避難経路の延長上に置くということですね。
寝ている頭上に物を置かない
頭上にものがあると、飛んできます。TVなんかあっても飛んできます。
震度6〜7の地震ではTVなどが転倒したり飛んできたという事例が実際にあります。
このようなことを踏まえて、頭上にはTVなどの大きいものは置かないことが望ましいです。
私の部屋だと頭上付近に本棚あるので完全にNGです。
改善必須だね。
【転倒防止対策なし】震度5弱相当ではテレビに大きな揺れは見られなかったが、震度5強相当では大きな揺れが見られ、震度6弱相当ではすべてのテレビが転倒し、テレビ台から落下。
引用元:ハーバー・ビジネス・オンライン
薄型テレビでも震度6強の揺れで転倒するデータもあるんです。
防災対策に特化した家具の配置にしてみた
で、上を踏まえて部屋の配置を変えてみました。
before
after
配置を変えたらこんな感じになりました。以前、物は多いですが、
頭上にものを置かない・避難経路に備蓄を置く・出入り口を塞ぐ物を置かないことを念頭にいれました。
配置を変えたものは下記になります。
- テレビの位置を変えて固定
- 貴重品は持ち出しやすい場所に配置
- 寝る向きを変えて本棚から距離を置く
入り口付近に貴重品、PCやモバイルバッテリーなどの電子機器を置いてます。
奥に鏡とかTVなどを詰めてみました。
【防災対策】家具の「耐震対策」をする
次に耐震対策をしていきます。
家具が移動する
【家具転倒防止板】
家具転倒防止板はタンスの下に入れて使用するタイプの防災グッズです。
背の高い家具(本棚)が倒れる
【突っ張り棒】
突っ張り棒はタンスと天井の間に設置して転倒を防止する防災グッズです。
テレビが飛ぶ
【粘着マット】
物の下に貼り付けるタイプの防災グッズです。
タンスの引き出しが抜けて飛んで来る
【引き出しストッパー】
食器棚などの取手部分に設置するタイプの防災グッズです。
これらがネットで調べると耐震対策としてでてきます。なので、極力こうしたものをしていきたいと思い、突っ張り棒などを実際に設置してみました。
突っ張り棒
粘着マット
家具転倒防止板
こんな感じで対応してみました。それぞれはネットショッピングで揃えました。
部屋内のものを減らす
部屋内のものを減らすのも、防災対策では重要です。
それは「物が多い=避難経路の妨げになる可能性が高まる」からです。
実際の大地震でも物が倒れてきて避難経路がなくなる、下敷きになると言ったケースが多発した事例は阪神大震災でありましたよね?
私もこのことをしっかりと自覚して部屋のものを減らすことをしようと思います。
要らないものは、しっかりと捨てましょうね。
まとめ:「家具の配置」を対策して安全は場所をつくろう!
この記事では、部屋の家具を避難経路を確保して配置する方法を実際にやってみた例を載せて解説しました。
まとめると下記になります。
- 大地震は部屋の家具が凶器になりかねない
- 部屋を見渡して配置を確認
- 震災に備えた家具の配置をする
- 耐震対策も忘れずにする
- 要らないものは捨てる
いつ起こるかわからない震災。安全な場所は自分で作って置くことが大切です。
めんどくさがらずに少しづつ始めてみましょう。
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