モバイルWi-Fiってどんな種類があるのだろう?サービスの違いや4G回線と何が違うの?
そんな疑問にお答えします。
今回は、モバイルWi-Fiの種類と特徴を詳しくみていきたいと思います。
結論からいうと、モバイルWi-Fiには4種類ありまして、それぞれの特徴があります。
決める時は自身のライフスタイルに合った特徴のモバイルWi-Fiを持つことが効果的です。
この記事に要点
・モバイルWi-Fiの種類は?
・それぞれの特徴を解説
・【Wi-Fi別】こんな人におすすめ
モバイルWi-Fiの種類は?
モバイルWi-Fiとは、インターネットに接続するための小型の通信端末です。
その種類は一見したら、いっぱいある思えますが、先述したようにおおまかに分けると4種類になります。
・ポケットWi-Fi(キャリア3社と1社)
・WiMAX(ワイマックス)
・物理SIMのモバイルWi-Fiサービス
・クラウドSIMのモバイルWi-Fiサービス
それぞれ、特徴が違いますが、共通する要素として、
・持ち運びできる
・工事不要で気軽に持てる
というものが挙げられます。
使う側としては、「自宅以外でWi-Fi環境を使いたい」、「工事がめんどくさい」などの理由で選ばれることが多いようです。
それぞれの特徴を詳しくみていきましょう。
ポケットWi-Fi(キャリア3社と1社)
ドコモ・au・ソフトバンクの3社とワイモバイルが提供しているWi-Fiルーターです。
「ポケットWi-Fi」の言葉自体は厳密に言えば、ワイモバイルが提供してるモバイルルーターの名称なのですが、わかりやすく統一して呼ばれています。
下記に特徴をまとめてみました。
キャリアによって、サービス内容が結構ちがうので、説明しますね。
まず、 「au」と「ワイモバイル」ですが、WiMAXとサービス内容は同じです。
違いは、料金の違いだけといえると思います。
*「au」はWiMAXですが、ワイモバイルはAXGP規格という規格を使用しています。
特徴は下記の「WiMAX」の項目で説明します。
「ドコモ」と「ソフトバンク」は2020年以降は「データシェア」や「データプラス」と言った形でスマホを契約していれば追加料金を支払い、スマホのギガプランを使ってポケットWi-Fiを利用することができます。
WiMAX(ワイマックス)
WiMAXとは、無線通信規格の一つで簡単に言えばKDDIが開発してUQコミュニケーションズ(UQ WiMAX)が販売し始めたWi-Fiです。
「UQ WiMAX」以外にも、「Broad WiMAX」、「BIGOBE WiMAX」でも提供しています。
主にサービス内容は同じで、料金が違います。
料金は下記の通りです。(UQ WiMAXのみ記述)
また、キャリア回線の「au」でポケットWi-Fiを契約すると、WiMAXを使うことになります。
WiMAXの特徴は、高速通信ですが、独自の回線なので混雑などに強い反面、建物などの障害物に弱いです。
あとは、「3日で10GB」の日数制限を設けていることで、通信障害などはそこまで起きないような対策をしている感じですね。
物理SIMのモバイルWi-Fiサービス
物理SIMのWi-Fiって勝手に言ってますが、合ってるのかなぁ。。笑
これは何かって言うと「物理的なSIMカード」が入っているモバイルWi-Fiサービスです。
格安SIMに近いのですが、ルーターのレンタルなどで確保できるので端末を用意しなくてもよくて、50GBや100GBと言った比較的多い容量を確保できるプランもあります。
大体の回線はソフトバンクです。
下記にサービスをしているおすすめの会社をのせてみました。
・Fuji Wi-Fi
・ギガゴリWi-Fi
→サービス停止中
・ノマドSIM
それぞれ見ていきます。
Fuji Wi-Fi
物理SIMルータープランなら25~100GBまで選べます。
SIMカードのみのプランもあり、この場合は200GBまで選べます。(無制限もありますが、クラウドSIM。)
追記
2020年9月時点では、30・50・100GBプランのみの提供になっています。
料金はデポコミコースで月々2600円〜3900円になり、なんと契約縛りもありません。
クーポンなども定期的に配信されているので、お得度は高いです。
*4月15日時点で全てのプランが未入荷です。
デジコミとは?
デジコミコースは、「デジポット料金」を利用したプランのことです。デジコミプランでは、5000円を預かり金として先に支払うことで通常利用料より、500円割引で利用することができます。そして12ヶ月後に5000円は返金され、それ以降の利用も500円割引きのまま利用できるようになります。
*「デジポット料金」とは、「保証金」という意味の預かり金のことを指します。
ギガゴリWi-Fi
こちらもギガ制限ありの物理SIMプランと無制限のクラウドSIMプランが選べます。
物理SIMでは20、30GBが選べ、2350円〜3100円(2年目以降も含む)安さが目立ちますが、1年の契約縛りがあります。
GBプラン | 料金 |
20GB | 1年目:月2350円 2年目以降:月2850円 |
30GB | 1年目:月2650円 2年目以降:月3100円 |
追記
*2020年9月時点で、サービス停止中になっています。
ノマドSIM
こちらは物理SIMのみでプランも20、100、300GBの3種類のみになります。シンプルでわかりやすい。
追記
*2020年9月時点で20・100GBのみのサービス提供になっています。
値段は2600円・3600円の2つのみになります。契約縛りなしでSIMのみのプランもあります。
ノマドSIMの特徴はなんといっても、プランのわかりやすさにあります。
一覧でみてみると、
GBプラン | 料金 |
20GB | 月2600円 |
100GB | 月3600円 |
300GB | 月4200円 |
シンプルにプランは2つしかありませんが、それだけではなく、
・契約縛りなし
・保証オプションなし
・契約開始で即日決済
・日割りなし
・送料無料
・最短当日配送
このように、シンプルで潔いほどに追加料金がかかりません。届くのも、支払いもめちゃ早いです。
しいていうなら、初回の事務手数料3000円かかるのみですね。
*4月15日時点で全てのプランが未入荷です。
クラウドSIMのモバイルWi-Fiサービス
クラウドSIMは中国に本社を置くuClouedlink社が開発した新しい通信技術で注目されています。
クラウド上でSIM情報を管理して、それを読むシステムが組み込まれている端末がSIM情報をキャッチして通信することが可能です。
なので端末に物理SIMが入っていません。特徴は下記になります。
・特定の回線に依存しなくても最適な電波が拾える
・トリプルキャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)の電波を拾うことが可能
・物理SIMがないので、差し込むなどの初期設定をしなくても電源を入れたら通信可能
・海外でもそのまま使える(GB制限や追加料金はかかる)
さらに、この技術を使ったサービスでは3日10GB制限やGBの上限がない言わば、「無制限」で提供していることもも多いです。
*現在のクラウドSIMを利用した無制限サービスは、通信障害や通信制限がたびたび起こっており、速度制限や上限がついてきています。
追記
*2020年9月時点で、「無制限Wi-Fi」を提示していたWi-Fiサービスは各社で「制限付きのWi-Fiサービス」に切り替わっています。
一部のサービスを紹介します。
・Fuji Wi-Fi(無制限)
→サービス停止中
・ギガゴリWi-Fi(無制限)
→サービス停止中
・ザ・Wi-Fi
それぞれ見ていきます。
Fuji Wi-Fi(無制限)
契約縛りがないので、初月以降はいつでも解約できます。
*4月15日時点で全てのプランが未入荷です。
追記
*2020年9月時点で「無制限プラン」はサービス廃止しています。
ギガゴリWi-Fi(無制限)
こちらは無制限プランは契約縛り2年間です。
追記
*2020年9月時点でサービス停止しています。
ザ・WiFi
今まで、無制限Wi-Fiとしてサービスしていましたが、2020年9月の段階では1日4GBのまでを上限にして提供しています。
「THE WiFi」の特徴をまとめると、
・毎日4GB利用可能
・3大キャリアの電波を利用できる
・海外で利用可能(別途料金)
・「THE WiFi 4GB/Day」だとWi-Fiスポットが使える
毎月に通算120GB利用可能なので、1人で普通に使う分には十分だと思います。
10月31日までのキャンペーン価格で両プランとも3480円から利用できるのもお得ですね。
モバイルWi-Fiはこんな人におすすめ
では、この3つでそれぞれどんな人におすすめなのでしょか?
下記で詳しくみていきます。あくまで、調べたり実際に使ってみた時に感じた個人的な意見にになります。
「ポケットWi-Fi(キャリア3社と1社)」がおすすめの人
・各社で割引を受けたい
・スマホで大容量を契約している(ドコモ、ソフトバンク)
・ギガ数上限があっても快適に利用したい
・工事などがめんどくさい
・持ち運んで使いたい
・口座振替を利用したい
「キャリアのポケットWi-Fi」はギガ制限あっても高速で安定したWi-Fiをを求めている人におすすめです。
なぜならキャリア回線(4G)を使えるからです。
厳密にいえばギガの制限が各サービスであるので、光回線などをメインで使っている人が外出で使うなどで利用すると良さそうですね。
特にドコモ・ソフトバンクのキャリア回線を使っている人なら
「データシェアプラン」でお得に利用できるのが魅力です。
あと、クレジットカードを持ってなくても口座振替で契約できるのもポイントです。
「WiMAX」がおすすめの人
・通信スピードを重視したい
・毎日、長時間ギガ数を使わうコンテンツをあまり利用しない(動画やインスタなど)
・工事などがめんどくさい
・持ち運んで使いたい
「WiMAX」は、毎日、大量にギガ数を使わない人に高速でおすすめです。
大量にというのは、3日で10GB超えたら制限されることを考えると、1日3GB程度。
一日中高画質で動画を流していたり、オンラインゲーム、TikTok、インスタを何時間もみたりしているとちょっと足りないかもです。
ちなみにブログ運営程度ならは全然問題なくできます。
WiMAXの通信を利用していることもあり、安定した高速通信ができます。
しかし、一応この制限も適応される時間帯が決まっているので、うまく生活リズムに合えば使い勝手は良いかもしれません。
物理SIMのモバイルWi-Fiサービスがおすすめの人
・ギガに上限があっても快適に利用したい
・シンプルなプラン内容のものを選びたい
・契約縛りなしを選びたい(一部のサービス)
・100GB前後の大容量を使いたい
・クレジットカードを持っている
・工事などがめんどくさい
・持ち運んで使いたい
「物理SIMのモバイルWi-Fiサービス」は、シンプルに契約したい・手ごろな値段で使いたい・年数縛りを受けたくない人におすすめです。
物理SIMなので、ギガ数に上限はありますが20~200GBくらいまでのサービスが多いので、幅広い利用に適しています。
あとは、キャリアなどのポケットWi-Fiに比べてスペックの割に手頃な値段なのが特徴ですかね。
各提供のサービスはクレジットカード(デビットも不可)のみの場合が多いのでもポイントです。
速度に関してはレンタルできるルーターが最大で150Mbps程度なものが多いので、そこまで早くないですが手軽さを考えると、個人的的には一番使いたいモバイルWi-Fiです。
クラウドSIMのモバイルWi-Fiサービスがおすすめの人
・とにかくギガ無制限を使いたい
・部分的な通信障害が万が一に生じてもダメージが少ない(固定回線があるなど)
・契約縛りなしを選びたい(一部のサービス)
・シンプルなプラン内容のものを選びたい
・工事などがめんどくさい
・持ち運んで使いたい
最近出てきたクラウドWi-Fiですがこちらはとにかく大容量を利用したい方向けのサービスです。
3キャリア対応なのですが、実際は3キャリアのうち電波を拾うのはソフトバンクがほとんどで、たまにKDDI(au)と楽天(ドコモ回線)を拾います。
料金も安くコスパがかなり良いと思います。
しかし、2020年の2〜3月あたりには大規模な通信障害が起きたりしているので、安定性が疑問視されている声もあります。
関連記事はこちらです。
<追記>
まとめ
今回は「モバイルWi-Fiの種類」と、「各Wi-Fiサービスにこんな人がおすすめ」ということをまとめてみました。
それぞれ用途やライフスタイルで選ぶ内容が変わってくると思います。
モバイルWi-Fiを持とうか検討している方は、Wi-Fi環境を整理してみて自分にあったWi-Fiを選んでみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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